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丹波の茶陶 −茶器と懐石具−



 焼締耳付花入 桃山時代(17C)兵庫陶芸美術館
  
       平成20年度新収蔵品
 

平安時代末期以降、壺・甕(かめ)・擂鉢などの日用品を主に生産していた丹波でも、茶の湯が流行した桃山時代になると、水指(みずさし)・花入・茶入などの茶の湯に用いる器を作るようになります。
慶長から元和年間(1596〜1624)にかけては、大名茶人古田織部(ふるたおりべ)や京都の町衆たちの好みを反映して、歪みを伴った力強い造形の水指や花入を生産しました。続く元和から寛永年間(1615〜1644)頃には、大名茶人小堀遠州(こぼりえんしゅう)の好みを反映して、端正で瀟洒な造形へと作風が変わります。以上のような茶席で用いられる丹波焼の茶器は、備前や美濃など他窯の製品と比べて、現存作例や遺跡出土事例が極めて少ないことから、その生産も少量であったと推測されます。
一方、江戸時代前期(17世紀)の文献資料によると、当時の丹波における主力製品の一つは、茶葉を詰めて輸送および保存するための葉茶壺でした。また、近年大坂や京都などの都市遺跡から、同じ頃に作られた丹波焼の大平鉢が発掘されています。遺跡の場所や出土状況から、武士や町人たちの宴席や懐石料理で用いられた可能性が考えられます。
本展では、当館のコレクションのなかから、丹波焼として伝えられた水指・花入・茶入・茶壺をはじめとする茶器や、鉢・向付(むこうづけ)・鉢などの懐石具、約30点を紹介します。

 ■ 展覧会名  丹波の茶陶 −茶器と懐石具−

 ■ 会  期  平成21年9月26日(土)〜12月20日(日)

 ■ 会
  場  兵庫陶芸美術館 展示室3

 ■ 休 館 日  毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)

 ■ 開館時間  10月31日まで:午前10時〜午後7時
         11月〜12月 :午前10時〜午後6時
         (いずれも入館は閉館の30分前まで)

 ■ 観 覧 料  特別展の観覧料に含まれます

          ただし、次のテーマ展のみの期間(特別展のない期間)は下記観覧料となります。

         12月1日(火)〜12月11日(金)
          一般200円(150円) 大高生150円(100円) 中小生100円(50円)
          ・( )内は、20名以上の団体割引料金です。
          ・兵庫県内在住・在学の中小生はココロンカード持参で無料になります。
          ・兵庫県内在住の65歳以上の方は半額になります。
          ・障害のある方およびその介護者は半額になります。

 ■ 主  催  兵庫陶芸美術館 丹波新聞社

 ■ 会期中のイベント  ギャラリートーク 10月4日(日)、10月18日(日)
                       11月1日(日)、11月15日(日)
                       11月29日(日)、12月13日(日)
              各日11:30〜(約30分)

 
 ■ 主な出展作品  以下の作品は兵庫陶芸美術館
 

焼締耳付水指
桃山時代
(17C)
 

灰釉手桶形水指
江戸時代前期
(17C)
灰釉車軸形水指
江戸時代前期
(17C)


灰釉四耳壺
江戸時代前期
(17C)
平成20年度新収蔵品


焼締大平鉢
江戸時代前期
(17C)


 

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