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 特別展 「型が生みだす、やきものの美-柿右衛門・三田-」 (後期)


三田 青磁鳳凰文盃洗
三田市

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


柿右衛門 色絵団龍草花文菊花形鉢
佐賀県立九州陶磁文化館
(柴田夫妻コレクション)

 

  日本において、「型」を利用したやきものは、江戸時代前期以降、肥前有田(佐賀県)でみられるようになりますが、それ以前の桃山時代、剽げて歪んだ造形や意匠が個性的な織部焼(岐阜県)などでも利用されていたと考えられています。また、日本のやきものに大きな影響を与えた中国でも、11世紀の終りごろ(北宋時代)の窯跡から土型が出土しており、型を利用したやきものづくりが行われていたことが知られています。

 やきものとは異なりますが、同じように窯を利用して焼成し、古代の寺院などに葺かれた瓦には、鐙(軒丸)瓦や宇(軒平)瓦など軒先を飾った文様瓦が木型でつくられていたことが明らかとなっています。木型は残っていませんが、焼成した窯や供給された寺院などとともに、同じ木型でつくられた瓦の流通状況が瓦の文様部分の傷跡などによって辿ることができ、当時の社会構造を解明する資料のひとつともなっています。

 縄文土器やその後のやきものにみられる粘土紐を積み重ねて、あるいは巻き上げてつくっていた製作技法は、轆轤の出現によって大きな転機をむかえますが、素焼した土型や木型などの「型」を使った製作も、その後のやきもののかたちや意匠の多様化を飛躍させたとも考えられます。轆轤やその他の道具と同様、製作道具のひとつに過ぎない「型」には、陶工の丁寧で細やかな技術的な一面だけでなく、絵画やその他の工芸品にみられる伝統的な意匠や当時の流行なども反映されているため、美しく感じられるように思われます。

 

 ■ 主な出展作品

第1章 土型に刻まれた精緻な文様
          −欽古堂亀祐の仕事−

    @ 三田 輪花形鉢土型(山見氏旧蔵)三田市

第2章 土型が明らかにする製作技法
           −亀祐の土型より−

    A 三田 青磁雲龍文水指 個人

 

第3章 土型から生みだされた優美なうつわ
           −柿右衛門窯の仕事−

    B 柿右衛門 色絵松竹梅文隅入方形向付
            隅入方形鉢土型
                    柿右衛門窯

     C 伊万里 薄瑠璃釉染付桜花文折紙形皿
     D 伊万里 色絵桜花文折紙形皿
               佐賀県立九州陶磁文化館
              (柴田夫妻コレクション)

             

第4章 土型が伝える生産の側面
           −西日本の窯場より−

    E 鍋島 色絵桜花籠文皿
              佐賀県立九州陶磁文化館
      F 源内 三彩日本地図方形脚付鉢
                       個人


     
       @ 三田            A 三田


B 柿右衛門

     C・D 伊万里                        

   
      E 鍋島              F 源内 

   

 

  ■ 会  期  
         後期:平成22年8月7日(土)〜10月3日(日)

  ■ 開館時間  
         10時−19時
         ※ ただし7〜8月の金曜日と土曜日は10時−21時
         (入館はいずれも閉館時間の30分前まで)

  ■ 休 館 日  
         毎週月曜日
         ※ ただし9月20日(月・祝)は開館し、9月21日(火)は休館。

 ■ 観 覧 料  
          一 般        600円(500円)
          大学生        500円(400円)
          高校生        300円(200円
       


            ・( )内は、前売および20名以上の団体割引料金です。
            ・中小生は無料になります。
            ・65歳以上の方は一般料金の半額になります。
            ・障害のある方およびその介護者は一般料金の半額になります。
            ● 前売券はローソンチケット(Lコード54277)、セブンイレブンで発売しています。
            ● 17時以降に観覧される場合は夜間割引料金になります。
              (一般300円、大学生250円、高校生150円)

  ■ 主  催   兵庫陶芸美術館 朝日新聞社

  ■ 後  援   兵庫県 兵庫県教育委員会 篠山市 篠山市教育委員会 丹波市 丹波市教育委員会 
         (財)兵庫県芸術文化協会

 ■ 協  力   丹波立杭陶磁器協同組合 古三田青磁 三田焼研究保存会

 ■ 関連企画  ○ 記念対談「柿右衛門窯の土型とその製作」
          ・講師:十四代 酒井田柿右衛門 乾 由明(当館館長)       
          ・日時:6月26日(土) 13時30分〜15時
          ・聴講料:無料
          ・場所:当館研修棟セミナー室

          ・先着:100名
          ・申込方法:事前申込制  終了しました
                                           
                                            対談の状況
                                    (右:十四代 酒井田柿右衛門氏 左:当館館長)  

         ○ ワークショップ「土型を使ってお皿をつくろう」
          ・日時:7月11日(日)
          ・定員:20名
          ・受講料:2,000円(当日の展覧会観覧料・材料代含)
          ・申込方法:事前申込制(応募者多数の場合抽選)
          ・〆切:6月30日(水)まで  終了しました
           ※詳しくはお問い合わせください。

         ○ ワークショップ「型づくりされたうつわに上絵付けしよう」
          ・日時:10月2日(土)
          ・定員:20名
          ・受講料:2,000円(当日の展覧会観覧料・材料代含)
          ・申込方法:事前申込制(応募者多数の場合抽選)
          ・〆切:9月21日(火)まで  終了しました
           ※詳しくはお問い合わせください。

          ○ 公開上絵付け(観覧券(半券可)が必要です)
          ・実施日:10月2日(土) 午前10時から12時まで

          ・場所:当館 工房

          ・定員:220名
          ・申込方法:当日先着順  終了しました

         ○ ギャラリートーク 当館学芸員による展示解説(観覧券が必要です)
          ・実施日:
後期 8月7日(土)、8月21日(土)、9月4日(土)、9月18日(土)、10月2日(土)
          ・各日14時より40分程度
 終了しました

  ■ 同時開催 
         当館収蔵品を中心とするテーマ展


        丹波焼の「発見」 平成22年3月27日(土)〜10月24日(日)



   ■ 会期中入場者数 11,854 人(会期/前後期 100日間)


「型が生みだす、やきものの美−柿右衛門・三田−展」 図録

  ■ B5版・275ページ
  ■ 1,800円(税込)
  ■ ミュージアムショップKAORI (かおり)にて販売中
  
       




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