土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

Ceramic World-陶による世界の広がり

会期:2012年3月24日(土)~2012年6月17日(日)
古陶をテーマに独創的な作品を制作している兵庫県出身の陶芸作家・桝本佳子(1982- )。当館の収蔵品から選んだ兵庫の古陶3点を、独自の手法で写した作品を展示します。その他、兵庫の古陶と現代作家による作品を織り交ぜて紹介します。
(写真上)桝本佳子 鶴/徳利/鶴 2011年 個人蔵 写真:小笠原翔
(写真下)丹波 立鶴文徳利(一対) 江戸時代後期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

柳宗悦と丹波の古陶

会期:2012年3月10日(土)~2012年5月27日(日)
丹波焼は、戦前から戦後にかけて民藝運動を提唱した柳宗悦(1889-1961)によって、その名を知られるようになりました。柳は丹波焼の日常雑器に、人為を超えた無作為の美を見出して絶賛しました。本展では、日本民藝館(東京駒場)が所蔵する、柳が蒐集した丹波焼を一堂に紹介します。

丹波の茶道具-水指の変遷-

会期:2011年12月23日(金・祝)~2012年3月18日(日)
古くからやきものの生産をしてきた丹波ですが、室町時代後期から桃山時代にかけて茶の湯が隆盛すると、他の窯業地と同様に丹波でも茶道具の生産が始まります。本展では、丹波の茶道具の中から水指を取り上げ、丹波の水指が持つ魅力を紹介します。
(写真)丹波 灰釉手桶形水指 江戸時代前期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

荒木高子展-心の深淵に迫る-

会期:2011年12月10日(土)~2012年2月26日(日)
荒木高子(1921-2004)は、崩れゆく聖書をやきもので表現し、日本国内のみならず海外でも高い評価を受けた、兵庫県西宮市出身の陶芸家です。本展は、荒木の生涯にわたる作品を展示し、彼女が陶芸界に残した足跡をたどります。

印銘のある丹波焼 -直作・花遊・一此など-

会期:2011年9月23日(金・祝)~2011年12月18日(日)
江戸後期の丹波焼のなかには、「直作」・「花遊作之」・「一此」などの印銘が、底や側面に押されている作例があります。これは、制作した工房を示す「ブランド・マーク」であると思われます。本展では、印銘ごとに作品を集めてその作風を紹介します。
(写真)丹波 色絵桜川文徳利「直作」印 江戸時代後期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

日独交流150周年記念  国立マイセン磁器美術館所蔵 マイセン磁器の300年

会期:2011年9月10日(土)~2011年11月27日(日)
ヨーロッパ磁器の発祥となったドイツのマイセン磁器製作所が、2010年に開窯300周年を迎えました。本展は、ヨーロッパ磁器誕生のドラマと300年にわたる歴史の全容を、国立マイセン磁器美術館のおよそ2万点におよぶコレクションより選りすぐった約160件の作品によってご紹介するものです。

神戸ビエンナーレ2011 現代陶芸コンペティション プレ展示

会期:2011年8月20日(土)~2011年9月19日(月・祝)
10月1日(土)から始まる神戸ビエンナーレ2011。
その一環として実施される現代陶芸コンペティションの入選・入賞作品を、ビエンナーレ開催に先立ち、プレ展示します。
(写真)青木邦眞 土からの収穫 2011年 神戸ビエンナーレ2011「現代陶芸コンペティション」大賞

ひょうごの古陶遍歴

会期:2011年6月11日(土)~2011年8月28日(日)
平成17年の秋に開館しました兵庫陶芸美術館では、国内外のやきものの展示だけでなく、丹波焼(篠山市)や三田焼(三田市)、東山焼(姫路市)など、兵庫県内のやきもの収集・保存も行っています。本展では、これまでに収集した古陶磁を旧五ヶ国(丹波・摂津・淡路・播磨・但馬)を巡りながら紹介します。

丹波焼の赤・黒・白

会期:2011年3月26日(土)~2011年8月7日(日)
中世には鮮やかな緑色の自然釉が美しい丹波焼も、近世になると器面装飾に多彩な展開をみせました。鮮やかな緋色の「赤土部」、漆黒の「石黒釉」、磁器と見紛うばかりの「白丹波」など、華麗な近世丹波焼の世界を紹介します。
(写真)丹波 灰釉蓮花文貼付甕 江戸時代中期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

追悼 人間国宝 三代徳田八十吉展 -煌めく色彩の世界-

会期:2011年3月12日(土)~2011年5月29日(日)
古九谷の色彩の美しさを現代に生かして独自の作風を確立した、重要無形文財「彩釉磁器」保持者(人間国宝)である、三代徳田八十吉(1933-2009)の創作活動を回顧するとともに、古九谷の名品も併せて展示します。