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【 第3編 歴史と伝統は続いています(壱)】 |
「型が生みだす、やきものの美−柿右衛門・三田−」展では、先日(6/26)、十四代酒井田柿右衛門氏にお越しいただき、当館館長の乾 由明とともに、“柿右衛門窯の土型とその製作”と題した記念対談を行いました。 対談では、柿右衛門窯に伝わる約1,000点にもおよぶ土型とその製作だけでなく、柿右衛門様式の赤が映える柔らかく温かみのある乳白色の濁手(にごしで)と呼ばれる素地を再現された、先代(十三代)と先々代(十二代)の試行錯誤(※1)や、時代が変わって手に入れることが困難となった陶石や色絵具(※2)など、柿右衛門窯のやきものづくりに対するさまざまな事柄について語っていただきました。対談中、十四代柿右衛門氏(※3)が重ねて言われていた、綺麗ものより美しいものを追求し、生みだしていきたい、ものづくりよりも人づくりが難しく大切である、という言葉が印象的でした。 参加いただいた方々も、これまで受け継がれてきた柿右衛門窯の歴史と伝統が、これからも誠実に守り続けられていくことをうかがい、楽しい時間を過ごしていただきました。 (担当・大) |
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註 (※1) 柿右衛門窯に残された江戸時代の史料には、濁手について後世に伝えようと記録されたものはなく、覚え書きのような
ものであったため、原 (※2) 科学が進み、機械化された便利な世の中になっているため、昔ながらの製法で不純物がわずか残った原料を手に入れることは難しく、柿右 (※3) 酒井田家では、代々柿右衛門を名乗られていますが、歌舞伎などの襲名とは異なり、裁判所に行って、それまでの名前を抹消して、本名が
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