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【 第13編 誰も理解してくれない・・・だろうこと 】 |
これまで主担当として、「縄文−いにしえの造形と意匠−」展や「陶片は語る。」展を企画し、展示においては、それぞれひとつのこだわりをもってやってきました(※1)が、「型が生みだす、やきものの美−柿右衛門・三田−」展でも、新たなこだわりをもった展示を計画しました。それは、デジタルフォトフレームを利用した展示解説ですが、まず、デジタルフォトフレームありきで準備し、どのように利用するかは、長らく忙しさの中で忘れ去られていました。展示構成および展示作品の最終チェックの中で、ようやく気付き、それとともに利用方法を思案し、有田地域での型づくりの製作過程をスライドショー的に写真と文字解説で理解していただけるようにと考えました。そして、第12編でもご紹介しました上絵付け以前の土型から素焼されるまでの過程を柿右衛門窯さんより写真を提供していただき、“柿右衛門窯における粘土塊から素焼までの製作工程”と“細工場の作業状況”として14枚の写真を、“江戸時代の土型製作状況”の2枚の写真(※2)とあわせて紹介しています。 回想すれば、このデジタルフォトフレームの解説も、展示作業が終わったのち、副担当の(担当:わかば)とともに夜遅くまで作業を続けましたが、3つのタイトル画面は、今回の展覧会の中で一、二を争うほど、お気に入りとなっています。おそらく誰にも理解されない、と思っていますが、柿右衛門にちなんだ柿色(オレンジ)や染付の蒼色の背景に浮かぶ白文字、濁し手と余白を意識し、赤文字が映えるデザインなど、綱渡りの日々が続く疲れ切った中で生まれた珠玉の作品と秘かに思っています。 (担当・大)
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註 (※1) 「縄文」展では、火焔型土器や王冠型土器などに、横あるいは下方向から光をあて、縄文土器の影を浮かび上がらせ(“おそるべし、縄文”第 (※2) 有田陶磁美術館(佐賀県有田町)が所蔵されている江戸時代後期につくられた染付有田皿山職人尽し絵図大皿には、当時のやきものづくり
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