土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

展覧会情報

会期:2021年9月11日(土)~11月28日(日)

特別展ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル-

撮影者不詳 プンカハルユ(フィンランド)部分 1940-1959年 フィンランド国立写真美術館蔵

 豊かな自然と美しいデザインの宝庫である北欧国フィンランド。1917年にロシアから独立した後、1930年代から70年代にかけて、今も広く知られるデザイナー、建築家、アーティストたちが登場し、彼らの活躍によって、洗練されたデザインの浸透する近代的な社会が実現していきました。彼らのインスピレーションの源は、やはりこの国に広がる豊かな自然であると考えられています。長く使い続けられているデザイン・プロダクツの数々は、「大いなる自然を忘れない」という思想に裏付けられており、そのようなデザインに囲まれたフィンランドの人々は、大地からの恩恵を生活に取り入れるライフスタイルを愛してきました。
 本展では、フィンレイソン社やマリメッコ社のテキスタイルをはじめ、同時代の絵画、アルヴァ・アアルト(1898-1976)、カイ・フランク(1911-1989)ら巨匠たちのガラス工芸や陶磁器、家具など、世界中の人々を魅了し続けるフィンランドデザインの名品が一堂に会します。ヘルシンキ市立美術館監修のもと、タンペレ市立歴史博物館、フィンランド・デザイン・ミュージアム、コレクション・カッコネンなどのコレクション約250点と関連資料約80点を通して、白夜と極夜に象徴されるドラマティックな季節の移り変わりの中、自然に触発されながら、生きとし生けるものたちと共存するフィンランドの人々の、豊かな発想力と彩り、そして創造性にあふれた世界へと誘います。
 当館の位置するここ丹波の地は、カイ・フランクが1956年に訪れ、半農半陶で穏やかに暮らす丹波の人々の姿や、彼らが創り出す素朴で温かみのある陶磁器に親しみを覚え、深く感銘を受けたことでも知られています。そこには、時空を超えて通じ合う、豊かな自然と優れた手仕事に裏打ちされた美意識が感じられるのではないでしょうか。フィンランドの人々の豊かなライフスタイルから、私たちの暮らしのためのヒントを感じていただければ幸いです。

展覧会の特徴

(1)2017年、フィンランド建国100周年を記念して、ヘルシンキ市立美術館で開催された「Modern Life!」という展覧会をベースとして、同館学芸員が監修した「フィンランドデザイン展」の決定版といえるものです。ゆえに「ザ・フィンランドデザイン展」というタイトルになっています。

(2)プロダクトも含め、制作当時のもので、フィンランドの主要な美術館、博物館、プライベートコレクションに収蔵されている貴重なミュージアムピースで構成されています。

(3)「世界一幸せな国」と称されるフィンランドの人々の暮らしが、自然からインスピレーションを得た美しいデザインで彩られている様を、楽しく体感できるような幅広いラインナップとなっています。

概要

展覧会名 ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル-
Finnish Design for Everyday Life -Patterns and Forms Inspired by Nature
会期 2021年9月11日(土)~11月28日(日)
休館日 月曜日
ただし9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は休館
開館時間 10:00~18:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1、2、4、5
観覧料
  個人
Individual
団体
Group
夜間(17:00~)
Evening
一般
Adult
¥1,000 ¥800 ¥500
大学生
University/College
¥800 ¥600 ¥400

・高校生以下は無料です。

・20名以上の場合は団体割引料金になります。

・70歳以上の方は半額になります。

・障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。

・17:00以降に観覧される場合は夜間割引料金になります。

 

・Free admission for  High / Junior high / Elementary school students and Preschool-age children.

・Group : 20 or more people.

・Half price for visitors aged 70 or older. (Show identification proving your age)

・Discount admission for one with  disabilities, and free admission for one caregiver. (Show identification notebook for the disabled)

・Evening discount admission: from 17:00.


主催
兵庫陶芸美術館、神戸新聞社、NHK神戸放送局、NHKエンタープライズ近畿
後援
フィンランド大使館、兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、 丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、 公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力
フィンエアー、フィンエアーカーゴ、フィンランドセンター、丹波立杭陶磁器協同組合
特別協力
HAMヘルシンキ市立美術館
企画協力
S2
制作協力
NHKプロモーション

主な出品作品

1. ビルゲル・カイピアイネン 「パラティーシ」プレート他 1969-1974年 アラビア製陶所 ヘルシンキ市立博物館蔵 Photo/Yehia Eweis

2. タピオ・ヴィルッカラ 杏茸 1946年 イッタラガラス製作所 コレクション・カッコネン蔵 Photo/Rauno Träskelin

3. アルヴァ・アアルト 41 アームチェア パイミオ 1940年代 木工家具・建築設備社(トゥルク) アルヴァ・アアルト財団蔵   Photo/Maija Holma

4. マルアッタ・メッツォヴァーラ 花 1962年 タンペッラ社 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵 Photo/Kirsi Halkola

5. アイニ・ヴァーリ 夏(サンプル) 1978年 タンペッラ社 タンペレ市立歴史博物館蔵 Photo/Saana Säilynoja

6. アンニカ・リマラ 「ルピーニ」ドレス、「タルハ」テキスタイル 1963年 マリメッコ社 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵 Photo/Harry Kivilinna

7. カイ・フランク 木製人形(サーカスの団長) 1940年代 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵 Photo/Harry Kivilinna

8. カイ・フランク 「BAキルタ」カップ&ソーサー他 1952-1975年 アラビア製陶所 ヘルシンキ市立博物館 Photo/Yehia Eweis

9. アルヴァ・アアルト 「サヴォイ」花瓶 1936年 カルフラガラス製作所 コレクション・カッコネン蔵 Photo/Rauno Träskelin

10. イルマリ・タピオヴァーラ ドムスチェア 1946年 ケラヴァ木工 フィンランド・デザイン・ミュージアム Photo/Rauno Träskelin

11. ドラ・ユング 「線の遊び」テーブルクロス モデル578 1957-1974年 タンペッラ社 タンペレ市立歴史博物館蔵 Photo/Saana Säilynoja

12. トイニ・ムオナ プレート 1940-1950年代 アラビア製陶所 コレクション・カッコネン蔵 Photo/Rauno Träskelin

関連企画

◆当館学芸員によるスライドレクチャー

日時/2021年10月9日(土)、11月13日(土)
   いずれも13:30から1時間程度

会場/当館研修棟1Fセミナー室

定員/50名(当日先着順)

※聴講無料(ただし、参加には観覧券が必要です。)

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内容に変更が生じる可能性があります。

図録

188×241mm  288ページ   ¥2860(税込)


同時開催

テーマ展:丹波焼の世界 season5

2021年3月13日(土)~2022年2月27日(日)

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