土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

九谷赤絵の極致―宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界―

会期:2024年9月7日(土)~ 11月24日(日)
赤絵の細密描写で名高い再興九谷の宮本屋窯(1832~59)。その存在は、明治以降の輸出九谷の誕生や発展につながりました。主工の飯田屋八郎右衛門(1801~48)は、赤絵細描に優れた手腕を発揮し、この様式は「八郎手」や「飯田屋」と呼ばれています。本展では、今に伝わる宮本屋窯の優品を一堂に会し、その魅力を紹介します。
右上から時計回りに:宮本屋窯 《革図水注》 江戸時代後期(19世紀) 個人蔵、宮本屋窯 《許由図鉦鉢》 江戸時代後期(19世紀) 石川県九谷焼美術館蔵、宮本屋窯 《南柯之夢図六稜形鉢》 江戸時代後期(19世紀) 個人蔵、宮本屋窯 《赤絵金彩松図瓢形大瓶》 江戸時代後期 石川県九谷焼美術館所蔵
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初代和田桐山 ―兵庫が生んだ名工―

会期:2024年6月8日(土)~ 8月25日(日)
大正から昭和にかけて兵庫県尼崎市で活躍した名工・初代和田桐山(1887~1967)。本展では、近年当館が受贈した作品を足がかりに、色鮮やかで美しい色絵や金彩、繊細な線描による絵付けなど、高い技術を持って作られた優品によって、単なる写しにとどまらない、初代桐山の魅力に迫ります。
初代和田桐山 《赤地金襴手龍文輪花鉢》 20世紀前半 琴浦窯
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受贈記念 高瀨正義コレクション 兵庫のやきもの探訪―五国の窯場を巡る―

会期:2024年6月8日(土)~ 8月25日(日)
加西市在住の高瀬正義氏から近代に製作された兵庫のやきものを受贈しました。氏は、昭和34年(1959)に入手した丹波の壺を契機として、以降、県内産のやきものを網羅すべく積極的に作品を収集しました。本展では、氏が愛蔵した三田や珉平、打出、神戸絵付など、県内各地で作られた多彩なやきものを紹介します。
左上から:王地山 《染付芙蓉手花鳥文皿》 江戸時代後期(19世紀)/神戸絵付(湊光) 《色絵金彩風景図皿》 昭和時代(20世紀)/明石(朝霧) 《染付花唐草文煎茶碗》(5客) 明治時代~大正時代(19世紀後半~20世紀前半)/珉平(淡陶社) 《色絵金彩秋草図茶碗》 明治時代~昭和時代(19世紀後半~20世紀)/出石(盈進社) 《白磁貼花山水図急須》 明治時代(19世紀後半)
※所蔵はすべて兵庫陶芸美術館(高瀨正義コレクション)
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フィンランド・グラスアート-輝きと彩りのモダンデザイン- / ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展-食べること、共に生きること-

会期:2024年3月16日(土)~5月26日(日)
1930年代から現代まで、北欧フィンランドを代表するデザイナーや作家たち8名が、「アートグラス」と銘打って制作した芸術性あふれるガラス作品を通して、洗練されたフィンランド・グラスアートの世界をご紹介します。合わせて、ムーミンの物語から食文化や共生をテーマとする原画や人形を紹介する展覧会も同時開催します。
ティモ・サルパネヴァ 《カヤック[3867]》(部分) 1954年 イッタラ・ガラス製作所 コレクション・カッコネン Photo:Rauno Träskelin
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令和の新収蔵品展-「コジン」からの「オクリモノ」-

会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
当館に収蔵される作品は、丹波焼をはじめとして、兵庫県内産のやきものから、国内外を問わず現代のやきものまで多岐にわたります。本展では、近年新たに加わった収蔵品の中から、初公開を含む選りすぐりの作品をご紹介するとともに、その魅力に迫ります。
「古」左上から:神戸絵付《色絵羅漢図皿》 19世紀後半~20世紀線半(明治時代)/出石《染付牡丹孔雀図水注》 19世紀(江戸時代後期~明治時代前期)/東山《染付馬図徳利》 19世紀(江戸時代後期)/丹波《壺》 14世紀中葉~後葉(室町時代前期)/淡路製陶《色絵松鶴図花瓶》(一対) 19世紀後半~20世紀前半(明治時代後期~昭和時代初期)
「個」左上から:生田和孝《鉄釉コーヒー碗皿》 1960年代/肥前 有田《瑠璃釉金彩鷹茄子文富士形皿》(2枚) 19世紀初頭~前半(江戸時代後期)/申相浩《Head》 1995年/河井寬次郎《呉洲貼文扁壺》 1959年
所蔵はすべて兵庫陶芸美術館
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2023年度著名作家招聘事業×テーマ展 竹内紘三展―Recollection

会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
鋳込みによる白磁の四角い筒状のパーツを組み上げ、焼成後たたき割る《Modern Remains(現代遺跡)》シリーズを2006年頃より展開する竹内紘三氏(1977-)。金属、木、ガラスなどの異素材を組み合わせた作品や、陶を用いた幾何学形態の《現蹟》シリーズによって深化する竹内氏の造形の今に迫ります。
《Modern Remains Permafrost》 2023年 Photo:Horikoshi Keishin
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日本工芸会陶芸部会50周年記念展 未来へつなぐ陶芸-伝統工芸のチカラ

会期:2023年9月9日(土)~11月26日(日)
これまで日本の伝統工芸を牽引してきた日本工芸会陶芸部会の活動が2022年に50周年を迎えました。それを記念して開催される本展では、伝統陶芸のこれまでのあゆみと未来へとつなぐ技と美を、歴代の人間国宝の作品から新進作家らの最新作まで137名の139作品によって紹介します。
古川拓郎 《釉裏白金彩鉢》(部分) 2021年 個人蔵
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デミタスカップの愉しみ

会期:2023年6月10日(土)~8月27日(日)
デミタスは、少量のコーヒーを飲む時に使う小さなカップです。本展は、2000点を超える村上和美氏の所蔵品の中から、19~20世紀に欧州の名窯が生み出したジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインなど当時の流行を反映した作品を中心に、珠玉の約380点を紹介します。
(左上から)コープランド《金彩野花文蓋付きカップ&ソーサー》1891-1930年頃、コールポート《メダリオンとジュール金彩カップ&ソーサー》1891-1919年、ミントン《ターコイズ地七宝繋ぎに花文カップ&ソーサー》1871年(右上から)カミーユ・ノド《プリカジュール草花文カップ&ソーサー》1900年頃、マイセン《貼り付け花鳥とスノーボール蓋付きカップ&ソーサー》1860-1880年、ロイヤルウースター《金彩ジュール透かし彫りカップ&ソーサー》1880年頃
※作品の所蔵はいずれも村上和美氏
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丹波の茶道具 茶の湯を彩る兵庫のやきもの

会期:2023年3月18日(土)~5月28日(日)
 近世をむかえると、他の産地と同様に丹波でも茶道具を作り始めます。本展では、各時代の茶人に受け継がれ、愛蔵されてきた丹波の茶道具の魅力に迫ります。加えて、茶室の空間を再現し、県内の窯場で焼かれたさまざまな道具を取り合わせて、茶の湯の世界の一端を紹介します。
右上段:丹波 「茶碗 銘 朝路野」 江戸時代前期 丹波古陶館
左上段:丹波 「茶入 銘 生埜」 江戸時代前期 湯木美術館
中央下段:丹波 「灰釉手桶形水指」 江戸時代前期 兵庫陶芸美術館
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丹波焼の世界 season7

会期:2023年3月11日(土)~2024年2月25日(日)
 2017年に日本遺産に認定された日本六古窯のひとつに数えられ、800年以上の歴史を持つ丹波焼。変化しながらも現在まで続く丹波焼の世界をお楽しみ下さい。
上)《壺》銘「猩々」(部分) 鎌倉時代
左)《壺》 (部分)室町時代中期
右)《壺》 (部分)室町時代中期
いずれも、兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション) 兵庫県指定重要有形文化財
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