土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

展覧会情報

会期:2026年6月27日(土)~9月6日(日)

特別展こども学芸員とつくる「夏のこども美術館」


 2025年に開館20周年を迎えた兵庫陶芸美術館では、開館当初よりこどもたちの創造力や発想力を育成するため、小・中学校、高等学校及び教育関係機関、ボランティア、丹波焼窯元や陶芸関連施設と連携し、展覧会の鑑賞、地域にある登窯の見学、作陶体験などの学社連携プログラム事業を実施してきました。また、2017年より「夏休み!1日 まるごと こどもの日」を開催するとともに、同年には兵庫教育大学と「連携に関する協定」を結び、双方の持つ資源や情報を活用し、相互の事業を通じた連携を図っています。陶芸に特化した当館の所蔵品を、より教育的な視点も交えながら活用していく取り組みとして、2022年から兵庫教育大学と共同で進めている「陶芸アートカード」作りもこの活動のひとつです。

 この度、陶芸アートカードの作成に合わせて、より深く当館の作品を知ってもらうこと、また、新鮮な視点で見つめ直すことを目的として、本展を開催します。展覧会に向けて、こどもたち、学生、関係機関と作品について考えを深めていく中で生まれる様々な見方によって、兵庫陶芸美術館の所蔵品の魅力を発信します。

展覧会の特徴

1 こどもたちの「気づき」から生まれる展示

 展示では、こども学芸員がアートカードを使って、古陶磁と現代の陶芸作品を見くらべ、「ここがにている!」「この感じが同じ!」と見つけた共通点をもとに作品を紹介します。「色がにている」「丸い感じがかわいい」「使えそう」「なんだか同じ景色が思い浮かぶ」。そんな自由な発想から生まれた組み合わせは、大人にとっても新しい発見がいっぱいです。どんなマッチングが展示されるかは、会場に来てからのお楽しみ。こどもたちの瑞々しい視点を、ぜひ体感してください。

2 見るだけじゃない、参加できる展覧会

 本展では、見るだけでなく「考える」「話す」「共有する」楽しさも大切にしています。こども学芸員の紹介文に加え、美術館の学芸員によるコメントもあり、ひとつの作品にいくつもの見方があることを知ることができます。また、会場には「あなたの見つけたポイント」を紹介できるコーナーも登場。「こんなふうに見えたよ」「ここが好き!」といった感想を、ぜひ残してください。

3 アートカード60作品と、遊びのコーナーも

 展示室には、陶芸アートカードに選ばれた60作品を一挙に展示。カードになった作品を、実物でじっくり見ることができます。さらに、会場内にはアートカードで遊べるスペースや、ぬりえコーナーも設けています。造形作家であり、兵庫教育大学教授のあさうみまゆみさんが本展のためにつくった、大きくて楽しいぬいぐるみも登場し、こどもも大人もくつろぎながら美術館を楽しめます。

概要

展覧会名 こども学芸員とつくる「夏のこども美術館」
会期 2026年6月27日(土)~9月6日(日)
休館日 月曜日 ※ただし7月20日(月・祝)は開館し、7月21日(火)は休館。
開館時間 10:00~17:00 ※入館は閉館の 30 分前まで
出品点数 約60件
会場 兵庫陶芸美術館 展示室1・2・4、一部展示室外
観覧料
  個人
Individual
団体
Group
一般
Adult
¥700 ¥600
大学生
University/College
¥600 ¥400

・高校生以下は無料です。

・20名以上の場合は団体割引料金になります。

・70歳以上の方は半額になります。

・障がいのある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。

 

・Free admission for High / Junior high / Elementary school students and Preschool-age children.

・Group : 20 or more people.

・Half price for visitors aged 70 or older. (Show identification proving your age)

・Discount admission for one with disabilities, and free admission for one caregiver. (Show identification notebook for the disabled)


主催
兵庫陶芸美術館、丹波新聞社
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、国立大学法人兵庫教育大学、丹波篠山市教育委員会
協力
丹波立杭陶磁器協同組合
助成
一般財団法人地域創造

主な出品作品

1.出石《白磁貼花菊文籠形壺》1902~1905年(明治35~38年)田中寛コレクション

2.植葉香澄《キメラ(皿)》2016年(平成28年)

3.珉平《鉄釉霰文土瓶》19世紀(江戸時代後期~明治時代前期)田中寛コレクション

4.北川宏人《TU1625-MENTAL  ARMED》2016年(平成28年)

5.三田《色絵七福神図大皿》19世紀(江戸時代後期~明治時代前期)伏田君子氏寄贈

6.ボディル・マンツ《シリンダー》2003年(平成15年)

7.丹波《灰釉印花文扁壺》19世紀(江戸時代後期)田中寛コレクション(兵庫県指定重要有形文化財)

8.富本憲吉《色絵金銀彩四弁花文蓋付飾壺》1956年(昭和31年)

9.王地山《染付花唐草文透彫段重》19世紀(江戸時代後期)田中寛コレクション

10.三島喜美代 下《Box F-4》1974年(昭和49年)、上《Box F-5》1973年(昭和48年)三島喜美代氏寄贈

11.丹波《焼締獅子形香炉》19世紀(江戸時代後期)

12.淡陶社《色絵乙御前形香合》19世紀後半~20世紀前半(明治時代)田中寛コレクション

関連企画

こども学芸員による展示解説

日時:6月27日(土)11時から1時間程度  ※観覧券が必要です。

 

当館学芸員による展示解説

日時:7月18日(土)、8月22日(土)

いずれも11時から1時間程度  ※観覧券が必要です。

 

<会期中そのほかのイベント>

ひょうごプレミアム芸術デー

2026年7月9日(木)~7月15日(水) 期間中はすべての展覧会を無料でご覧いただけます。

夏休み!1日まるごと こどもの日 

2026年7月19日(日) 館内でワークショップや探検美術館などのプログラムを開催。

※詳細は別途広報予定です。

同時開催

テーマ展:Artists to know 小野寺玄/吉川周而/アキオ・タカモリ

2026年6月27日(土)~9月6日(日)

テーマ展:丹波焼の世界 season10

2026年3月10日(火)~2026年11月23日(月・祝)

展覧会詳細ページへ