土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

展覧会情報

会期:2018年9月22日(土)~12月9日(日)

特別展兵庫県政150周年記念事業 「没後50年 河井寬次郎展-過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今-」

河井寬次郎 呉洲貼文扁壺 1961年頃 河井寬次郎記念館

 島根県安来市に生まれた河井寬次郎(1890-1966)は、1910(明治43)年に松江中学校を卒業後、東京高等工業学校(現・東京工業大学)窯業科に入学。雑誌「白樺」が主催したバーナード・リーチ(1887-1979)の新作展を見て感銘を受け、後に交友を結びました。また、同校では後輩の濱田庄司(1894-1978)と出会い、生涯の友人となります。

 卒業後は京都市立陶磁器試験場で技師として研鑽を積み、1920(大正9)年、京都市五条坂の清水六兵衞の窯を譲り受け、工房と住居を構えました。翌年、「天才は彗星のごとく現る」と絶賛を浴びた初個展以来、高度な技術を駆使した中国や朝鮮の古陶磁の手法に基づいた作品が好評を博しますが、次第に自らの作陶の在り方に疑問を抱き、1924(大正13)年、濱田を介して柳宗悦(1889-1961)と親交を結ぶと、それまでの作風を一変し、実用を重んじた力強い作品を生み出していきました。1926(大正15)年、「日本民藝美術館設立趣意書」の起草に加わり、柳や濱田とともに民藝運動を推進し、1936(昭和11)年に「日本民藝館」が開館されると理事に就任しました。戦後は、色鮮やかな釉薬を用いた重厚で変化に富んだ独自の作風を確立する一方、実用にとらわれない、自らの内面から湧き出る自由で独創的な造形表現を展開し、その卓抜した芸術性は、没後50年を超えてなお、国内外で高い評価を受けています。

 本展では、京都の旧宅であった河井寬次郎記念館の所蔵作品を中心に、本邦初公開となる山口大学の所蔵作品、京都国立近代美術館に収蔵されている川勝コレクションなどから、陶芸や木彫、書、調度類など約200点を紹介し、河井寬次郎の仕事の全貌とその深い精神世界を辿ります。

概要

展覧会名 兵庫県政150周年記念事業 「没後50年 河井寬次郎展-過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今-」
Exhibition of Kanjiro Kawai
会期 2018年9月22日(土)~12月9日(日)
休館日 月曜日
※ただし9月24日(月・振休)、10月8日(月・祝)は開館し、9月25日(火)、10月9日(火)は休館
開館時間 10時~18時
※入館は閉館の30分前まで
出品点数 約200点
会場 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1・2・4・5
観覧料
  個人
Individual
団体
Group
夜間(17:00~)
Evening
一般
Adult
¥1,000 ¥800 ¥500
大学生
University/College
¥800 ¥600 ¥400
  • 20名以上の場合は団体割引料金になります。
  • 高校生以下は無料です。
  • 70歳以上の方は半額になります。
  • 障害のある方は半額、その介助者1名は無料になります。
  • 特別割引はローソンチケット・ミニストップ(Lコード57431)、ファミリーマート(店内設置のFamiポートより)で12月8日(土)まで販売しています。
  • Group : 20 or more people.(Show identification notebook for the disabled)
  • Free admission for  High / Junior high / Elementary school students and Preschool-age children.
  • Half price for visitors aged 70 or older. (Show identification proving your age)
  • Half price for visitors with disabilities, and free admission for one accompanying person.

    (Show identification notebook for the disabled)

  • Evening: from 5:00 p.m.
  • discount tickets on sale until December 8 (Sat.), 2018.
  • discount tickets are available through Lawson Tickets (Lawson and Mini-stop, L code: 57431),Family Mart(Fami port). (These service are only available in Japanese.)

 


主催
兵庫陶芸美術館、毎日新聞社
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、篠山市、篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力
丹波立杭陶磁器協同組合
特別協力
協賛:大伸社

主な出品作品

  1. 河井寬次郎 泣碗 1919年 京都国立近代美術館
  2. 河井寬次郎 青瓷鱔血文桃注 1922年頃 河井寬次郎記念館
  3. 河井寬次郎 白地草花絵扁壺 1939年 河井寬次郎記念館 
  4. 河井寬次郎 三色打薬扁壺 1961年頃 河井寬次郎記念館
  5. 河井寬次郎 呉洲貼文扁壺 1961年頃 河井寬次郎記念館
  6. 河井寬次郎 碧釉蓋物 1965年頃 河井寬次郎記念館

関連企画

寬次郎の器で楽しむお茶の会

  • 日時:2018年11月25日(日)[午前の部]10時30分~12時             [午後の部]14時~15時30分
  • 講師:呈主:鷺 珠江 氏(河井寬次郎記念館学芸員)
  • 場所:兵庫陶芸美術館 茶室「玄庵」
  • 定員:各回10名(事前申込制・応募者多数の場合は抽選)
  • 参加費:1,000円 ※別途本展観覧券(半券可)が必要
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【終了しました】対談① 鷺珠江氏×鞍田崇氏 「河井寬次郎と民藝、そして丹波」

  • 日時:2018年10月13日(土)13時30分~15時(13時開場)
  • 講師:鷺珠江氏(河井寬次郎記念館学芸員、本展監修者) 鞍田崇氏(哲学者、明治大学理工学部准教授)
  • 場所:兵庫陶芸美術館 研修棟1F セミナー室
  • 定員:110名(先着順・事前申込制)
  • 参加費:無料 ※ただし本展観覧券(半券可)が必要
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【受付終了】対談② 鷺珠江氏×土井善晴氏 「今、河井寬次郎から学ぶこと」

  • 日時:2018年11月3日(土・祝)13時30分~15時(13時開場)
  • 講師:鷺珠江氏(河井寬次郎記念館学芸員、本展監修者) 土井善晴氏(料理研究家、おいしいもの研究所代表)
  • 場所:兵庫陶芸美術館 研修棟1F セミナー室
  • 定員:110名(先着順・事前申込制)
  • 参加費:無料 ※ただし本展観覧券(半券可)が必要
詳細はこちら
詳細はこちら(PDF)

当館学芸員によるギャラリートーク

9月22日(土)、10月20日(土)、11月10日(土)、11月24日(土)、12月8日(土)

いずれも11時より(本展観覧券が必要です)

図録

206×207mm  327ページ   ¥2400(税込)


同時開催

テーマ展:丹波焼の世界 season2

2018年5月23日(水)~2019年3月24日(日)

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