土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

展覧会情報

会期:2020年3月7日(土)~5月24日(日)

特別展兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展 「The 備前 ―土と炎から生まれる造形美―」

矢部俊一 《暁月》(部分) 2015年 個人蔵

 岡山県の備前市伊部地域を中心に生み出されてきた備前焼は、釉薬を施さず土と炎の造形から生まれるシンプルで原始的なやきものとして、古くから日本人に愛されてきました。「窯変(ようへん)」「緋襷(ひだすき)」「牡丹餅(ぼたもち)」「胡麻(ごま)」「桟切(さんぎり)」など、薪窯による焼成で生まれたさまざまな景色は他のやきものにはない見どころとなっています。
 本展では、桃山時代に茶人や数寄者によって見いだされ、用いられてきた古備前の名品から、古備前に魅せられ作陶に取り組んでいった近代の陶芸家、さらには重要無形文化財保持者(人間国宝)や若手の最新作までの147件を3部構成で紹介し、多彩な表現を生む備前焼の魅力を探ります。

展覧会の特徴

Ⅰ章 源流としての備前焼 -茶の湯のうつわを中心に-

  室町時代後期から江戸時代初期に焼造された水指や花入、茶入、手鉢など、茶の湯のうつわの名品をはじめ、壺や陶板などの生活雑器や窯道具などもあわせて紹介し、古備前の魅力をお伝えします。


Ⅱ章 近代の陶芸家と備前焼 -写しと創作-

 備前焼で初めて人間国宝に認定された金重陶陽の優品とともに、金重陶陽と同様に古備前に魅せられ、その継承と研究に心血を注いだ藤原啓、山本陶秀、藤原雄ら人間国宝をはじめとする近代の優品を紹介します。

   【出品作家】
   金重 陶陽 かねしげ とうよう  (1896-1967) 重要無形文化財保持者(人間国宝)
   藤原 啓  ふじわら けい        (1899-1983) 重要無形文化財保持者(人間国宝)
   山本 陶秀 やまもと とうしゅう (1906-1994) 重要無形文化財保持者(人間国宝)
   金重 素山 かねしげ そざん   (1909-1995)
   藤原 雄  ふじわら ゆう    (1932-2001) 重要無形文化財保持者(人間国宝)
   伊勢﨑 満 いせざき みつる   (1934-2011)


Ⅲ章 現代の備前焼 -表現と可能性-

 近代の陶芸家が確立した備前焼を乗り越え、新たな備前焼を生み出そうと果敢な試みを行っている現代の陶芸家の作品を紹介し、そこに込められた陶芸家の想いに迫ります。

   【出品作家】
   伊勢﨑 淳     いせざき じゅん       (1936-   ) 重要無形文化財保持者(人間国宝)
   森 陶岳        もり とうがく        (1937-   )
   島村 光        しまむら ひかる       (1942-   )
   金重 晃介     かねしげ こうすけ      (1943-   )
   隠﨑 隆一     かくれざき りゅういち  (1950-   )
   金重 有邦     かねしげ ゆうほう      (1950-   )
   伊勢﨑 創     いせざき そう        (1968-   )
   矢部 俊一     やべ しゅんいち       (1968-   )
   伊勢﨑 晃一朗 いせざき こういちろう(1974-   )

概要

展覧会名 The 備前 ー土と炎から生まれる造形美ー
The Bizen -From Earth and Fire, Exquisite Forms-
会期 2020年3月7日(土)~5月24日(日)
休館日 月曜日
ただし、5月4日(月・祝)は開館し、5月7日(木)は休館
開館時間 10:00~18:00
ただし、4月29日~5月5日は10:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで
出品点数 147件
会場 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1・2・4・5(地下1階、1階、2階)
観覧料
  個人
Individual
団体
Group
夜間(17:00~)
Evening
一般
Adult
¥1,000 ¥800 ¥500
大学生
University/College
¥800 ¥600 ¥400

・高校生以下は無料です。

・20名以上の場合は団体割引料金になります。

・70歳以上の方は半額になります。

・障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。

・17:00以降に観覧される場合は夜間割引料金になります。

・特別割引券はローソンチケット・ミニストップ(Lコード51948)、セブンイレブン(店頭マルチコピー機セブンチケットより)、ファミリーマート(店内設置のFamiポートより)で5月23日(土)まで販売しています。

 

・Free admission for  High / Junior high / Elementary school students and Preschool-age children.

・Group : 20 or more people.(Show identification notebook for the disabled)

・Half price for visitors aged 70 or older. (Show identification proving your age)

・Discount admission for one with  disabilities, and free admission for one caregiver. (Show identification notebook for the disabled)

・Evening discount admission: from 17:00.

・Discount tickets are available through Lawson Tickets (Lawson and Mini-stop, L code: 51948),  Seven Tickets (Seven-Eleven), Fami port (Family Mart). (These service are only available in Japanese.)


主催
兵庫陶芸美術館、神戸新聞社、NHK神戸放送局、NHKプラネット近畿 * *4月1日(水)よりNHKエンタープライズ近畿に社名変更
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力
丹波立杭陶磁器協同組合

主な出品作品

  1. 《徳利 銘 トシワスレ》 桃山時代(16-17世紀) 個人蔵
  2. 《緋襷大皿》桃山時代(16-17世紀) 岡山県立博物館
  3. 《耳付花入 銘 太郎庵》 桃山時代(16-17世紀) 個人蔵
  4.  金重陶陽 《耳付水指》 1958年 東京国立近代美術館
  5.  藤原啓 《窯変水盤》 1962年 東京国立近代美術館
  6.  山本陶秀 《大海茶入》 1978年 京都国立近代美術館
  7.  伊勢﨑淳 《角花生》 2008年 岡山県立美術館
  8.  隠﨑隆一 《混淆陶筥》 2016年 個人蔵 撮影:渞忠之
  9.  伊勢﨑創 《四方水指》 2018年 個人蔵
  10.  矢部俊一 《暁月》 2015年 個人蔵

 11.  伊勢﨑晃一朗 《畝壺》 2017年 個人蔵

関連企画

クロストーク「備前焼とは何か―現在と未来―」

  • 日時:2020年4月18日(土)13:30~15:00
  • 講師:隠﨑隆一氏(出品作家) 唐澤昌宏氏(東京国立近代美術館工芸課長/本展監修者)
  • 場所:兵庫陶芸美術館 研修棟1階 セミナー室
  • 定員:110名(事前申込制、先着順)
  • 参加費:無料 ※ただし、観覧券(半券可)が必要です。
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備前風にチャレンジ!~丹波でつくる緋襷の器~

  • 日時:2020年4月5日(日) 10:00~12:00
  • 場所:兵庫陶芸美術館 工房・展示棟
  • 定員:20名(事前申込み制・募集多数の場合は抽選 ※結果は郵送) 高校生以上対象
  • 参加費:4,500円(材料費、焼成代、観覧料等を含む)
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アーティストトーク

  • 日時:2020年3月28日(土)13:30より1時間程度
  • 講師:伊勢﨑創氏 矢部俊一氏 伊勢﨑晃一朗氏(いずれも出品作家)
  • 場所:兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室内
  • 参加費:無料 ※ただし、本展観覧券が必要です。(予約不要)
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◆ギャラリートーク
 当館学芸員による展示解説

 日 時:3月14日(土)、4月11日(土)、4月25日(土)、5月2日(土)、5月16日(土)
 いずれも11:00より1時間程度(※本展観覧券が必要です)

同時開催

テーマ展:丹波焼の世界 season3

2019年3月27日(水)~2020年3月22日(日)

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