土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

展覧会情報

会期:2020年12月12日(土)~2021年2月21日(日)

特別展「ひょうごゆかりの古陶磁-丹波焼・三田焼・王地山焼-」

(左から)三田《青磁騎牛帰家香炉》江戸時代後期、三田《青磁桜花文銚子》江戸時代後期、王地山《染付宝尽文茶入》江戸時代後期
王地山《染付山水図獣耳植木鉢》天保2年、丹波 《壺》 室町時代中期  所蔵はすべて兵庫陶芸美術館

 兵庫県を代表するやきものに、約800年の歴史を誇り、平成29年(2017)には日本六古窯の一つとして日本遺産に認定された丹波焼(丹波篠山市など)があります。平安時代末期に誕生した丹波焼は、鎌倉時代から室町時代には主として壺、甕、擂鉢といった実用品を生産しましたが、江戸時代にはさまざまな装飾技法を取り入れて、葉茶壺や水指など、茶の湯の道具も製作するようになりました。また、丹波の周辺では、江戸時代後期に三輪村の明神山の麓に窯を開き、青磁を中心に染付や色絵など、磁器から陶器まで幅広くやきものを焼造した三田焼(三田市)が生産をはじめます。やや時期が遅れて、篠山城下では、青磁や白磁、染付、瑠璃釉など、多彩なやきものを生み出した王地山焼(丹波篠山市)がほどなく活動をはじめます。このように、兵庫県内の窯場では、地域に根ざした伝統的な陶磁器が作り出され、それらは人々の生活と密接に結びついてきました。
 本展では、近年、新たに当館の収蔵作品に加わった古陶磁を中心に、人々の暮らしとともに使われたやきもの、約90点をご紹介します。

 

展覧会の特徴

(1)丹波焼、三田焼、王地山焼の新収蔵品を中心とした展示

兵庫陶芸美術館は、平成17年(2005)の開館以来、購入、寄贈、寄託などによって収蔵作品を充実させてきました。開館15周年を迎える本展では、近年新たに当館の収蔵作品に加わった丹波焼とその周辺地域で作られた三田焼、王地山焼をそれぞれご紹介します。

 

(2)人々の暮らしのやきものを展示

江戸時代、伊丹や灘では良質な酒が醸造され、酒を運搬・貯蔵、注ぐための容器として様々な形状の徳利が作られました。また、園芸の文化も開花し、江戸時代後期に本格的に生産が始まった植木鉢や水生植物とともに金魚などを入れて鑑賞するための睡蓮鉢が作られました。本展では、これら徳利や植木鉢、睡蓮鉢の他、葉茶壺や油壺など、暮らしの中で使用されたやきものを多数展示します。

 

(3)江戸時代後期に流行した文人趣味をイメージ・再現した展示

江戸時代後期に中国の詩文や書画に精通した知識人らを中心に流行した文人趣味。彼らは、煎茶や詩書画を通して交友を深め、中国の明や清時代の文人の生活を体現しようとしました。本展では、文人趣味の生活を当館の所蔵作品を用いて現代的にアレンジ・再現します。「煎茶の道具立て」や「文房飾り」、「料理の卓飾り」による風雅な文人趣味の生活をお楽しみください。

概要

展覧会名 ひょうごゆかりの古陶磁-丹波焼・三田焼・王地山焼-
Ceramic Made in Hyogo“Tamba Ware, Sanda Ware, Ojiyama Ware“
会期 2020年12月12日(土)~2021年2月21日(日)
休館日 月曜日、12月31日(木)、1月1日(金・祝)
※ただし、1月11日(月・祝)は開館し、1月12日(火)は休館
開館時間 10:00~18:00  ※入館は閉館の30分前まで
出品点数 約90点
会場 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1・2・4
観覧料
  個人
Individual
団体
Group
夜間(17:00~)
Evening
一般
Adult
¥600 ¥500 ¥300
大学生
University/College
¥500 ¥400 ¥250

・高校生以下は無料です。

・20名以上の場合は団体割引料金になります。

・70歳以上の方は半額になります。

・障害のある方は75%割引、その介助者1名は無料になります。

・17:00以降に観覧される場合は夜間割引料金になります。

・特別割引券はローソンチケット・ミニストップ(Lコード52690)、ファミリーマート(店内設置のFamiポートより)で2021年2月20日(土)まで発売しています。

 

・Free admission for  High / Junior high / Elementary school students and Preschool-age children.

・Group : 20 or more people.(Show identification notebook for the disabled)

・Half price for visitors aged 70 or older. (Show identification proving your age)

・Discount admission for one with  disabilities, and free admission for one caregiver. (Show identification notebook for the disabled)

・Evening discount admission: from 17:00.

・Discount tickets are available through Lawson Tickets (Lawson and Mini-stop, L code: 52690),  Fami port (Family Mart). (These service are only available in Japanese.)


主催
兵庫陶芸美術館、神戸新聞社
後援
兵庫県、兵庫県教育委員会、丹波篠山市、丹波篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、公益財団法人 兵庫県国際交流協会
協力
丹波立杭陶磁器協同組合

主な出品作品

1.  丹波《壺》室町時代中期

2. 丹波《焼締兎文貼付睡蓮鉢》江戸時代後期~明治時代

3. 丹波《灰釉筒描大甕》江戸時代中期

4. 三田《青磁騎牛帰家香炉》江戸時代後期

5. 三田《青磁桜花文銚子》江戸時代後期

6. 三田《青磁龍文花瓶》江戸時代後期

7. 王地山《染付山水図獣耳植木鉢》天保2年

8. 王地山《染付宝尽文茶入》江戸時代後期

9. 王地山《瑠璃釉四神文蓋物》江戸時代後期

所蔵はすべて兵庫陶芸美術館

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  • 日時:2021年1月11日(月・祝) 13:00~15:30 2021年2月14日(日)10:00~16:00
  • 講師:当館陶芸指導員
  • 場所:兵庫陶芸美術館 工房・茶室「玄庵」
  • 定員:15名(事前申込み制・応募者多数の場合は抽選 ※結果は郵送) 対象:高校生以上(※2日間とも参加できる方)
  • 参加費:5,000円(展覧会鑑賞券付)
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  • 場所:当館研修棟1Fセミナー室、展示棟、 エントランス棟2Fレストランウッドデッキ
  • 定員:25名(事前申込制・先着順) ※小学生以下のお子様は保護者の方とご一緒にお申込みください。
  • 参加費:一般300円・大学生250円・高校生以下無料(展覧会鑑賞券付)
詳細はこちら
詳細はこちら(PDF)

◆ギャラリートーク:当館学芸員による展示解説

2020年12月19日(土)、2021年1月2日(土)、1月16日(土)、1月30日(土)、2月13日(土)

いずれも11:00より1時間程度(観覧券が必要です)

※新型コロナウイルス感染拡大等によって変更・中止となる場合があります。

同時開催

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2020年12月12日(土)~2021年2月21日(日)

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