土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの特別展情報

これまでの特別展

柳宗悦と丹波の古陶

会期:2012年3月10日(土)~2012年5月27日(日)
丹波焼は、戦前から戦後にかけて民藝運動を提唱した柳宗悦(1889-1961)によって、その名を知られるようになりました。柳は丹波焼の日常雑器に、人為を超えた無作為の美を見出して絶賛しました。本展では、日本民藝館(東京駒場)が所蔵する、柳が蒐集した丹波焼を一堂に紹介します。

荒木高子展-心の深淵に迫る-

会期:2011年12月10日(土)~2012年2月26日(日)
荒木高子(1921-2004)は、崩れゆく聖書をやきもので表現し、日本国内のみならず海外でも高い評価を受けた、兵庫県西宮市出身の陶芸家です。本展は、荒木の生涯にわたる作品を展示し、彼女が陶芸界に残した足跡をたどります。

日独交流150周年記念  国立マイセン磁器美術館所蔵 マイセン磁器の300年

会期:2011年9月10日(土)~2011年11月27日(日)
ヨーロッパ磁器の発祥となったドイツのマイセン磁器製作所が、2010年に開窯300周年を迎えました。本展は、ヨーロッパ磁器誕生のドラマと300年にわたる歴史の全容を、国立マイセン磁器美術館のおよそ2万点におよぶコレクションより選りすぐった約160件の作品によってご紹介するものです。

ひょうごの古陶遍歴

会期:2011年6月11日(土)~2011年8月28日(日)
平成17年の秋に開館しました兵庫陶芸美術館では、国内外のやきものの展示だけでなく、丹波焼(篠山市)や三田焼(三田市)、東山焼(姫路市)など、兵庫県内のやきもの収集・保存も行っています。本展では、これまでに収集した古陶磁を旧五ヶ国(丹波・摂津・淡路・播磨・但馬)を巡りながら紹介します。

追悼 人間国宝 三代徳田八十吉展 -煌めく色彩の世界-

会期:2011年3月12日(土)~2011年5月29日(日)
古九谷の色彩の美しさを現代に生かして独自の作風を確立した、重要無形文財「彩釉磁器」保持者(人間国宝)である、三代徳田八十吉(1933-2009)の創作活動を回顧するとともに、古九谷の名品も併せて展示します。

現代陶芸の地平を拓く~富本憲吉から八木一夫へ~

会期:2011年1月22日(土)~2011年2月27日(日)
当館が所蔵する日本の近現代の陶芸家50名の作品を通じて、個人作家として現代陶芸の礎を築いた富本憲吉や、用途を持たない立体造形を生み出した八木一夫らの先人が残した足跡。そして現在活躍する作家によって生み出される、陶による多様な表現の一端をご紹介します。

日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念 パリに咲いた古伊万里の華

会期:2010年10月16日(土)~2011年1月10日(月・祝)
渡欧した古伊万里の収集家・碓井文夫氏のコレクションより、当時のヨーロッパ王侯貴族の趣味を反映した装飾やデザインなど、すべて日本初公開となる珍しい古伊万里の優品の数々をご紹介します。

型が生み出す、やきものの美-柿右衛門・三田-

会期:2010年6月5日(土)~2010年10月3日(日)
やきものの成形には、ロクロ引きだけではなく、型(カタ)による成形も用いられ、過去、多種多様なやきものが生み出されました。本展では、兵庫県内で作られた作品はもとより、肥前の柿右衛門家や、萩の三輪家など西日本各地の窯場に伝世する型と、型でつくられた多彩なやきものをご紹介します。
※会期中に展示替えを実施。
(前期)2010年6月5日(土)~8月1日(日)
(後期)2010年8月7日(土)~10月3日(日)

没後50年 北大路魯山人展

会期:2010年3月13日(土)~2010年5月23日(日)
美食家・陶芸家として著名な北大路魯山人(1883~1959)について、陶芸をはじめ書・絵画・漆器なども含めたその幅広い作品から、約50年にわたる創作活動を回顧します。

FROM IZUSHI 出石の磁器、純白から広がる無限の世界

会期:2009年12月12日(土)~2010年2月28日(日)
現在も操業を続ける兵庫県下の窯業地・出石で開催されてきた「出石磁器トリエンナーレ」の歴代受賞作品を紹介します。また、同地で制作された白磁作品等もあわせて展示し、出石発の様々な磁器の魅力を探ります。