土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの特別展情報

これまでの特別展

明治有田 超絶の美 -万国博覧会の時代-

会期:2016年3月19日(土)~2016年6月5日(日)
明治維新後の有田では、華やかな色彩で飾られた欧米向けの輸出製品が制作され、世界各国で開催された万国博覧会などで絶大な人気を誇りました。本展では明治期を中心とした香蘭社や精磁会社の逸品、初公開となるデザイン画など154点により、その魅力を紹介します。
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再゛丹波(冬) -丹波の登窯とその時代-

会期:2015年12月12日(土)~2016年2月14日(日)
明治28年に築窯された丹波最古の登窯は、兵庫県の有形民俗文化財に指定されています。本展では、平成26年から始まった“丹波立杭登窯”の修復事業によって、解明された丹波の登窯と登窯が生み出した江戸時代中期から後期の丹波焼を紹介します。

THE TAMBA(秋) -秋麗に古丹波を愛でる-

会期:2015年9月19日(土)~2015年11月29日(日)
平安時代末期から800年以上もやきものづくりが続いている立杭には、現在も約60を数える窯元が軒を連ねています。本展では、これまでに明らかになった丹波焼の源流や技術的、生産的な側面にせまるとともに、六古窯のひとつに数えられる丹波焼の個性や丹波焼に惹かれ、集った多彩な人々にも焦点をあてながら、古丹波の優品を鑑賞いただきます。

坐 丹波(夏) -田中寛コレクション 蒐集の軌跡-

会期:2015年6月6日(土)~2015年9月6日(日)
全但バスの社長であった田中寛(1904-1981)が蒐集した丹波焼を中心とする兵庫県内産の古陶磁コレクション約900件は、“田中寛コレクション”と名づけられ、当館の収蔵品の中核となっています。本展では、その蒐集の軌跡をたどりながら、丹波焼の歴史とその特徴を紹介します。また、今回は新たな試みとして、視点の異なる日仏の写真家に撮影を依頼し、それぞれの感性と美意識で切り撮った丹波焼の写真を通じて、その新しい魅力の一面に迫ります。

青磁のいま -受け継がれた技と美 南宋から現代まで

会期:2015年3月7日(土)~2015年5月24日(日)
青磁は、玉への憧れから中国で生まれた、青緑色の釉薬が施されたやきものです。
本展では中国・南宋時代の名品から、日本近代陶芸史に名を残す板谷波山や岡部嶺男、さらには人間国宝や新進気鋭の若手作家まで、時代を映し出す青磁を通してその魅力に迫ります。

兵庫の陶磁 ~多彩な窯場、その成立と発展を探る~

会期:2014年12月13日(土)~2015年2月15日(日)
近世後期になると、兵庫県域の各地で多くの窯場が勃興し、多彩で色鮮やかな「やきもの」が誕生しました。本展では、近世後期に誕生した個性溢れる県内各地の窯場などをご紹介し、近世に幕開けを迎える、華開く兵庫の「やきもの」の世界へとご招待します。

没後50年 板谷波山展 -近代陶芸の巨匠-

会期:2014年9月6日(土)~2014年11月30日(日)
日本近代陶芸の巨匠・板谷波山 (1872-1963)は、西洋・東洋のデザインを摂取・融合し、当時最新の釉薬技術と卓越した彫刻技術で表現した、格調高い作品を残しました。本展は、新出作品など近年の研究成果をふまえ、約140点を中心に波山芸術の全貌を追跡します。

アイデンティティとオリジナリティ -現代陶芸新収蔵品展-

会期:2014年7月5日(土)~2014年8月24日(日)
陶芸作品の独創性〈オリジナリティ〉には、作家自身が持って生まれた地理的環境や属性〈アイデンティティ〉が少なからず影響を及ぼしています。本展では、近年コレクションに新たに加わった作品を中心に、作家のアイデンティティから垣間見られるオリジナリティを探ります。

陶磁ネットワーク会議共同企画展 やきものって何ダ?-陶芸美術館8館の名品に学ぶ

会期:2014年3月8日(土)~2014年6月22日(日)
やきもの好きの国民性を背景に、日本には、やきものを楽しめる施設が数多くあります。これら全国各地の陶磁器専門館が所蔵する作品から選りすぐりの名品が一堂に会し、やきものの多様性とその魅力をご紹介します。

新収蔵品展 ~美の再発見兵庫のやきもの~

会期:2013年12月7日(土)~2014年2月16日(日)
当館に収蔵される作品は、丹波焼をはじめとして、兵庫県内産のやきものから、国内外を問わず現代のやきものまで多岐にわたります。本展では、近年新たに加わった収蔵品の中から、初公開を含む選りすぐりの作品をご紹介するとともに、その魅力に迫ります。