土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

丹波の壺

会期:2007年4月14日(土)~2007年6月24日(日)
中世以来、丹波の主要な生産品であった壺。丹波焼の壺の変遷から、丹波焼の歴史をたどります。
(写真)丹波 壺 室町時代中期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

兵庫の陶芸

会期:2007年3月17日(土)~2007年6月3日(日)
日本海から瀬戸内海・太平洋まで、じつに広域を誇るここ兵庫県では、現在、多くの陶芸作家たちが制作し活動しています。本展では、県内に制作活動の拠点を置き、近年、公募展や個展を中心に精力的な活動を展開している作家40名の作品を紹介、多様な表現をもつ陶芸の魅力に迫ります。

ひょうごの名陶

会期:2007年2月3日(土)~2007年4月8日(日)
兵庫県のやきものといえば、真っ先に思い浮かぶのが丹波焼でしょう。しかし丹波焼の他にも様々なやきものが県内で作られていたことは、意外と知られていません。本展では、館蔵品だけではなく、新たに出現した初公開作品を加え、淡路の珉平焼、姫路の東山焼、三田の三田焼、篠山の王地山焼、出石の出石焼など、県内各地のやきもの計30点を紹介します。
(写真)東山 染付桜川文水指 江戸時代後期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

TAMBA STYLE-伝統と実験

会期:2007年1月20日(土)~2007年3月4日(日)
平安時代から現代まで日用のやきものを生産し続ける丹波焼を通して、やきものと人々のくらしとのかかわりをたどります。平安時代以降、一貫して日常のやきものを作り続けているという丹波の伝統、そして鯉江良二が挑む丹波焼、それぞれの TAMBA STYLE を通して、丹波焼とはなにかを探っていきます。

名品でたどる丹波焼Ⅱ

会期:2006年11月11日(土)~2007年1月28日(日)
緑色の自然釉が美しい中世の丹波焼をご紹介する「名品でたどる丹波焼Ⅰ」に引き続き、第2弾では、それまでの自然釉から人工的に釉薬をほどこした作品を中心とした、近世から近代の丹波焼をご覧いただきます。
(写真)丹波 立鶴文徳利 江戸時代後期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

人のかたち -もうひとつの陶芸美 カルチャー・ギャップなやきものたち

会期:2006年11月3日(金・祝)~2007年1月8日(月・祝)
国内、海外の作家達の「人」をテーマにした作品を通して、グローバル化の中で錯綜する文化、つくり手たちが生み出す多彩なメッセージの実像をたどりながら、現代における「人」を造形化することの意味や、現代の陶芸を探求します。

名品でたどる丹波焼Ⅰ

会期:2006年9月9日(土)~2006年11月5日(日)
当館の“田中寛コレクション”から丹波焼の代表的な作品を展示し、丹波焼の歩んできた軌跡を中世・近世の2期にわけてたどります。
Ⅰでは、自然釉が素朴な美を醸し出す中世の丹波焼をご紹介します。
(写真)丹波 壺 室町時代中期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

人間国宝 松井康成の全貌

会期:2006年9月9日(土)~2006年10月22日(日)
色の異なる土を組み合わせて整形し、同時に模様を作り上げる「練上手(ねりあげで)」の技法を現代の感性で復活させ、重要無形文化財保持者(人間国宝)となった 松井康成(1927-2003) の陶芸芸術の世界を紹介します。

陶芸の現在、そして未来へ

会期:2006年6月10日(土)~2006年 8月27日(日)
21世紀に入り、現代陶芸のありようは、「土を素材とした現代造形の一つとして、陶芸がいかにしてその固有の意味と構造を持つことができるのか」という本質的な問いかけを改めて必要としているように見えます。
本展は、土を造形素材として選び、常に第一線で陶芸の新たな可能性を追求し続けている作家たちに出品を依頼し、それぞれの作品の独創性を通して未来につながる新たな陶芸のあり方を力強くうらなおうというものです。

バーナード・リーチ展

会期:2006年3月18日(土)~2006年5月28日(日)
20世紀を代表する陶芸家バーナード・リーチ(1887~1979)は、20歳代を日本で過ごし、同世代の若い芸術家と交流する中で、やきもの作りに魅せられました。その作品は、中国・朝鮮の陶磁器から影響を受けるとともに、丹波をはじめとする日本の民窯からも多くを得ています。本展では、こうしたリーチの足跡を国内外の美術館が所蔵する代表作によりたどります。