土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

現代陶芸の地平を拓く~富本憲吉から八木一夫へ~

会期:2011年1月22日(土)~2011年2月27日(日)
当館が所蔵する日本の近現代の陶芸家50名の作品を通じて、個人作家として現代陶芸の礎を築いた富本憲吉や、用途を持たない立体造形を生み出した八木一夫らの先人が残した足跡。そして現在活躍する作家によって生み出される、陶による多様な表現の一端をご紹介します。

モースが見た「兵庫のやきもの」

会期:2010年10月30日(土)~2011年3月21日(月・祝)
明治10年(1877)に大森貝塚を発見したことで知られる、アメリカの動物学者モース(1838-1925)が、日本全国の陶磁器を収集したことは、意外と知られていません。本展ではそのコレクションカタログなどに沿って、兵庫県のやきものを紹介します。
(写真)珉平 色絵海老文茶碗 江戸時代後期~明治時代前期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念 パリに咲いた古伊万里の華

会期:2010年10月16日(土)~2011年1月10日(月・祝)
渡欧した古伊万里の収集家・碓井文夫氏のコレクションより、当時のヨーロッパ王侯貴族の趣味を反映した装飾やデザインなど、すべて日本初公開となる珍しい古伊万里の優品の数々をご紹介します。

型が生み出す、やきものの美-柿右衛門・三田-

会期:2010年6月5日(土)~2010年10月3日(日)
やきものの成形には、ロクロ引きだけではなく、型(カタ)による成形も用いられ、過去、多種多様なやきものが生み出されました。本展では、兵庫県内で作られた作品はもとより、肥前の柿右衛門家や、萩の三輪家など西日本各地の窯場に伝世する型と、型でつくられた多彩なやきものをご紹介します。
※会期中に展示替えを実施。
(前期)2010年6月5日(土)~8月1日(日)
(後期)2010年8月7日(土)~10月3日(日)

丹波焼の「発見」

会期:2010年3月27日(土)~2010年10月24日(日)
様々なやきもの。それぞれの魅力を知り、それらを異なる名前で区別した瞬間。それがやきものの「歴史」のはじまりでした。
本展では、この観点から丹波焼がどのように語られてきたかを探りながら、長きにわたり人々をとらえてきた丹波焼の魅力を紹介します。
(写真)丹波 甕 室町時代前期 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

没後50年 北大路魯山人展

会期:2010年3月13日(土)~2010年5月23日(日)
美食家・陶芸家として著名な北大路魯山人(1883~1959)について、陶芸をはじめ書・絵画・漆器なども含めたその幅広い作品から、約50年にわたる創作活動を回顧します。

陶器と磁器

会期:2009年12月26日(土)~2010年3月22日(月・振休) 
やきものは陶磁器とも呼称されるように、私たちは普段、陶器と磁器をあまり区別することはありません。しかし、陶器と磁器は、作り方や仕上がりなど様々な違いが見られます。本展では、兵庫県内のやきものから、その違いや魅力をご紹介します。
(写真左)東山 染付祥瑞写瓢形徳利 江戸時代後期 (写真右)丹波 灰釉筒描徳利 江戸時代後期 ※いずれも兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

FROM IZUSHI 出石の磁器、純白から広がる無限の世界

会期:2009年12月12日(土)~2010年2月28日(日)
現在も操業を続ける兵庫県下の窯業地・出石で開催されてきた「出石磁器トリエンナーレ」の歴代受賞作品を紹介します。また、同地で制作された白磁作品等もあわせて展示し、出石発の様々な磁器の魅力を探ります。

丹波の茶陶 – 茶器と懐石具 –

会期:2009年9月26日(土)~2009年12月20日(日)
壺・甕・擂鉢を主に生産していた丹波でも、桃山時代になると茶の湯の流行に伴い、茶器を作るようになります。本展では当館が所蔵する丹波焼の茶陶を紹介します。
(写真)丹波 耳付水指 桃山時代 兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション)

ハンス・コパー 20世紀陶芸の革新

会期:2009年9月12日(土)~2009年11月29日(日)
20世紀イギリスの陶芸界を代表し、その後の現代陶芸に大きな影響を与えた巨匠ハンス・コパー(1920~1981)の日本ではじめての回顧展。欧米のコレクションからの代表作を展示し、全貌を紹介します。