土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

2015年度 著名作家招聘事業 市野雅彦「-軌跡、丹波にて」

会期:2015年9月5日(土)~2016年2月14日(日)
丹波焼の里で生まれ育ち、その伝統と精神を受け継ぎながら、独特のかたちと造形性を追求し、現代の日本陶芸界でも独自の存在感を見せている市野雅彦(1961- )。平成27年度著名作家招聘事業に合わせて、そのユニークな造形の軌跡を紹介します。

神戸ビエンナーレ2015 現代陶芸コンペティション入賞・入選作品展

会期:2015年7月18日(土)~2015年8月30日(日)
現代アートから伝統芸術まで、多種多様な芸術の祭典として開催される、港で出合う芸術祭「神戸ビエンナーレ2015」が、「スキ。[su:ki]」をテーマに9月19日(土)から始まります。これに先だって、「現代陶芸コンペティション」の入賞・入選作品を、当館で展示します。

坐 丹波(夏) -田中寛コレクション 蒐集の軌跡-

会期:2015年6月6日(土)~2015年9月6日(日)
全但バスの社長であった田中寛(1904-1981)が蒐集した丹波焼を中心とする兵庫県内産の古陶磁コレクション約900件は、“田中寛コレクション”と名づけられ、当館の収蔵品の中核となっています。本展では、その蒐集の軌跡をたどりながら、丹波焼の歴史とその特徴を紹介します。また、今回は新たな試みとして、視点の異なる日仏の写真家に撮影を依頼し、それぞれの感性と美意識で切り撮った丹波焼の写真を通じて、その新しい魅力の一面に迫ります。

2014年度 著名作家招聘事業 井上雅之「初形より―展示」

会期:2015年3月7日(土)~2015年3月29日(日)
当館では、国内外で活躍する著名な作家を招聘し、若き作り手たちに刺激を与えるとともに、幅広い人々により深く陶芸に親しんでいただくため、著名作家招聘事業「アーティスト・イン・タンバ」を実施しています。第9回となる今回は、タタラ(土の板)で作られた筒状のパーツを細胞のように重ね合わせ、生命力溢れるダイナミックな立体作品を作成している作家・井上雅之氏(1957-)をお迎えします。

青磁のいま -受け継がれた技と美 南宋から現代まで

会期:2015年3月7日(土)~2015年5月24日(日)
青磁は、玉への憧れから中国で生まれた、青緑色の釉薬が施されたやきものです。
本展では中国・南宋時代の名品から、日本近代陶芸史に名を残す板谷波山や岡部嶺男、さらには人間国宝や新進気鋭の若手作家まで、時代を映し出す青磁を通してその魅力に迫ります。

TAMBA NOW+ -いま、丹波で活躍する作家たち-

会期:2015年3月3日(火)~2015年7月12日(日)
丹波焼は、兵庫県篠山市今田町で作り続けられているやきものです。本展では、丹波焼のふるさとを制作の場として活躍する、若手から熟練の技を持つ陶芸家までの作品を展示し、伝統を受け継ぎながらも創意に富んだ、丹波の今の姿を幅広く紹介します。
※会期中に展示替えを実施。
(PartⅠ)2015年3月3日(火)~4月12日(日)
(PartⅡ)2015年4月15日(火)~5月24日(日)
(PartⅢ)2015年5月27日(火)~7月12日(日)

兵庫の陶磁 ~多彩な窯場、その成立と発展を探る~

会期:2014年12月13日(土)~2015年2月15日(日)
近世後期になると、兵庫県域の各地で多くの窯場が勃興し、多彩で色鮮やかな「やきもの」が誕生しました。本展では、近世後期に誕生した個性溢れる県内各地の窯場などをご紹介し、近世に幕開けを迎える、華開く兵庫の「やきもの」の世界へとご招待します。

没後50年 板谷波山展 -近代陶芸の巨匠-

会期:2014年9月6日(土)~2014年11月30日(日)
日本近代陶芸の巨匠・板谷波山 (1872-1963)は、西洋・東洋のデザインを摂取・融合し、当時最新の釉薬技術と卓越した彫刻技術で表現した、格調高い作品を残しました。本展は、新出作品など近年の研究成果をふまえ、約140点を中心に波山芸術の全貌を追跡します。

アイデンティティとオリジナリティ -現代陶芸新収蔵品展-

会期:2014年7月5日(土)~2014年8月24日(日)
陶芸作品の独創性〈オリジナリティ〉には、作家自身が持って生まれた地理的環境や属性〈アイデンティティ〉が少なからず影響を及ぼしています。本展では、近年コレクションに新たに加わった作品を中心に、作家のアイデンティティから垣間見られるオリジナリティを探ります。

陶磁ネットワーク会議共同企画展 やきものって何ダ?-陶芸美術館8館の名品に学ぶ

会期:2014年3月8日(土)~2014年6月22日(日)
やきもの好きの国民性を背景に、日本には、やきものを楽しめる施設が数多くあります。これら全国各地の陶磁器専門館が所蔵する作品から選りすぐりの名品が一堂に会し、やきものの多様性とその魅力をご紹介します。