土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展 「The 備前 ―土と炎から生まれる造形美―」

会期:2020年3月7日(土)~7月26日(日)【※会期を延長いたしました】
 釉薬を施さず、土と炎と造形のみで魅せるシンプルで原始的なやきものである備前焼。本展では、桃山時代に茶人の間で栄えた古備前の名品から、古備前の魅力を再発見し、その復興に取り組んだ近代備前作家の作品、さらに現代の備前を牽引する人間国宝から新進気鋭作家までの作品を一堂に展観します。
矢部俊一 《暁月》(部分) 2015年 個人蔵
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兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展「TAMBA NOW⁺ 2020 ―丹波の現在、明日のやきものを求めて―」

会期:2020年1月2日(木)~2月16日(日)
 兵庫陶芸美術館は、2015年に開館10周年を記念して、テーマ展「TAMBA NOW⁺ -いま、丹波で活躍する作家たち-」を開催しました。15周年を迎える2020年、その第二弾として、丹波篠山市を制作の場として活躍する陶芸家の作品を通して、丹波のやきものの今の姿を幅広く紹介します。
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2019年度著名作家招聘事業×テーマ展 「神農巌展 ―堆磁 生命の根源、そして祈り」

会期:2020年1月2日(木)~2月16日(日)
 泥漿(でいしょう)を何度も筆で塗り重ねて模様を施す「堆磁(ついじ)」という独自の技法を創出し、青磁、白磁による新たな作風を築いた作家・神農巌氏(1957- )。本展では、堆磁による清廉な作品とともに、「祈り」をテーマとする造形的な作品を合わせて展示し、その奥深い創造と精神世界を辿ります。
神農巌 青磁堆磁線文壺  2018年 個人蔵
作品写真:山崎兼慈
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神業ニッポン 明治のやきもの―幻の横浜焼・東京焼―

会期:2019年10月12日(土)~12月15日(日)
 幕末から明治にかけて世界へと門戸を開いた日本は、欧米で開催された万国博覧会に陶磁器や漆器などの美術工芸品を出品し、それらはジャポニスムと呼ばれる日本趣味の流行の契機となりました。本展では、輸出品のため、国内に残されておらず、幻の陶磁器とよばれた横浜焼・東京焼に焦点をあて、当時の技術の粋を集めた華やかなやきものをご紹介します。
井村彦次郎 色絵花鳥文蓋付壺(対) 田邊哲人コレクション 
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恋する古伊万里 -かたちとデザインの魅力-

会期:2019年6月15日(土)~9月29日(日)
 佐賀県立九州陶磁文化館の“柴田夫妻コレクション”と同館所蔵の優品によって、江戸時代に生み出された伊万里焼を、そのかたちやデザインとともに紹介します。斬新な構図、闊達な筆使い、新奇な絵柄など、多彩な意匠を通して現代の感覚に通じる古伊万里の魅力に迫ります。
写真(全て部分)上から時計まわりに
《色絵梅花丸文折紙形手塩皿》1640~1650年代 
 柴田夫妻コレクション
《色絵石畳牡丹花唐草文変形皿》 1690~1730年代
 柴田夫妻コレクション 
《色絵菊花唐花花菱雲文菊花形鉢》1690~1710年代
 柴田夫妻コレクション
《銹瑠璃青磁釉蓮鷺文輪花三足皿》1640年代
 佐賀県重要文化財・小荷田謙一氏寄贈
《色絵椿文変形小皿》1650~1660年代
 柴田夫妻コレクション
所蔵はすべて佐賀県立九州陶磁文化館
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Modernity & Elegance ―イギリス陶芸コレクション バーナード・リーチ、ルーシー・リー、ハンス・コパー、ジェニファー・リー

会期:2019年6月15日(土)~9月29日(日)
 当館が所蔵するイギリス陶芸コレクション。その代表格であるバーナード・リーチ、ルーシー・リー、ハンス・コパー、ジェニファー・リーの作品を一堂に紹介します。それぞれのアプローチから陶芸へと進み、世代も異なる4人の作品を通して、イギリス陶芸の持つ現代性(Modernity)と優雅さ(Elegance)を探ります。
左から
ルーシー・リー 《花瓶》 1978年
ハンス・コパー 《壺》 1970年代
バーナード・リーチ 《ガレナ釉スリップ皿》 1920年代
ジェニファー・リー 《Dark olive, haloed umber rings》 2012年
所蔵はすべて兵庫陶芸美術館
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丹波焼の世界 season3

会期:2019年3月27日(水)~2020年3月22日(日)※3/20(金)12時から3/24(火)まで臨時休館
 2017年に日本遺産に認定された日本六古窯のひとつに数えられ、800年以上の歴史を持つ丹波焼。変化しながらも現在まで続く丹波焼の世界をお楽しみ下さい。
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瀬戸ノベルティの魅力―世界に愛されたやきものたち―

会期:2019 年3月16日(土)~6月2日(日)
 愛知県の瀬戸で作られ、欧米をはじめとした世界に向けて輸出された、やきものの人形や動植物などの置物は、「ノベルティ」と呼ばれ、海外の人々のくらしに彩りを添えてきました。本展では、色鮮やかで多彩な瀬戸ノベルティを紹介し、異国情緒あふれる愛らしい魅力にせまります。
上段左右 《葡萄を摘むエンジェル付き水差》(1対)
     1957年以降 丸山陶器株式会社 横山美術館所蔵
中段左  《エンゲージ》 1995年頃  丸山陶器株式会社
     横山美術館所蔵
中段中央 《アン王女》 1991年 
     テーケー名古屋人形製陶株式会社
     瀬戸蔵ミュージアム所蔵
中段右  《二人のエンジェル》 1964年 丸山陶器株式会社 
     横山美術館所蔵
下段   《マドモアゼル》 1996年 
     テーケー名古屋人形製陶株式会社
     愛知県陶磁美術館所蔵(テーケー名古屋人形製陶株式会社寄贈)
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やきものを分析する ―装飾編―

会期:2018年12月22日(土)~2019年2月24日(日)
やきものは、人類が化学変化を意識的に応用し、生みだされたといわれていますが、現在に至るまでには、かたちや装飾などにさまざまな技術が加えられてきました。本展は、-釉薬編-に続く第2弾として、うつわに施された装飾の歴史や特徴を、当館の古陶磁および現代陶芸コレクションを通してご紹介します。
(右上から)
珉平 色絵草花文蓮花形鉢 江戸時代後期~明治時代前期
三田 青磁観音図象耳花入 江戸時代後期
丹波 焼締獅子形香炉 江戸時代後期
丹波 筒描横筋文徳利 江戸時代後期
出石 白磁貼花牡丹文籠形花入 明治時代後期 田中寬コレクション
(右下)東山 染付雪花文鉢 江戸時代後期 いずれも兵庫陶芸美術館
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2018年著名作家招聘事業×テーマ展 「内田鋼一展 ― 時代をデザインする」

会期:2018年12月22日(土)~2019年2月24日(日)
世界の窯業地を巡り、身につけた陶技を駆使しながら、生活に用いる器から、インテリア、建築とのコラボレーションなど、幅広く多彩な活動で注目を集める作家・内田鋼一。本展では、自作に加え、その「形の素」ともいえる収集作品にも着目し、独自の美意識に迫ります。
内田鋼一 《加彩広口大壺》 2014年 photo Naoki Sasaki
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