土と語る、森の中の美術館 兵庫陶芸美術館 The Museum of Ceramic Art, Hyogo

これまでの展覧会情報

これまでの展覧会

2024年度著名作家招聘事業×テーマ展 重松あゆみ展

会期:2025年1月2日(木)~2月28日(日)
「内と外」との関係性やかたちが生まれる仕組みとその構造を解き明かすという強い衝動に導かれながら、陶による独立した立体造形を追求してきた重松あゆみ(1958- )。近年、縄文土器に触発され、制作を続けている《縄文シリーズ》を中心に、土と炎と現代を結ぶ独自の造形に迫ります。
重松あゆみ 《Lunar Flame》 2018年 撮影:後藤清

令和の新収蔵品展-「コジン」からの「オクリモノ」-

会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
当館に収蔵される作品は、丹波焼をはじめとして、兵庫県内産のやきものから、国内外を問わず現代のやきものまで多岐にわたります。本展では、近年新たに加わった収蔵品の中から、初公開を含む選りすぐりの作品をご紹介するとともに、その魅力に迫ります。
「古」左上から:神戸絵付《色絵羅漢図皿》 19世紀後半~20世紀線半(明治時代)/出石《染付牡丹孔雀図水注》 19世紀(江戸時代後期~明治時代前期)/東山《染付馬図徳利》 19世紀(江戸時代後期)/丹波《壺》 14世紀中葉~後葉(室町時代前期)/淡路製陶《色絵松鶴図花瓶》(一対) 19世紀後半~20世紀前半(明治時代後期~昭和時代初期)
「個」左上から:生田和孝《鉄釉コーヒー碗皿》 1960年代/肥前 有田《瑠璃釉金彩鷹茄子文富士形皿》(2枚) 19世紀初頭~前半(江戸時代後期)/申相浩《Head》 1995年/河井寬次郎《呉洲貼文扁壺》 1959年
所蔵はすべて兵庫陶芸美術館
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2023年度著名作家招聘事業×テーマ展 竹内紘三展―Recollection

会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
鋳込みによる白磁の四角い筒状のパーツを組み上げ、焼成後たたき割る《Modern Remains(現代遺跡)》シリーズを2006年頃より展開する竹内紘三氏(1977-)。金属、木、ガラスなどの異素材を組み合わせた作品や、陶を用いた幾何学形態の《現蹟》シリーズによって深化する竹内氏の造形の今に迫ります。
《Modern Remains Permafrost》 2023年 Photo:Horikoshi Keishin
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日本工芸会陶芸部会50周年記念展 未来へつなぐ陶芸-伝統工芸のチカラ

会期:2023年9月9日(土)~11月26日(日)
これまで日本の伝統工芸を牽引してきた日本工芸会陶芸部会の活動が2022年に50周年を迎えました。それを記念して開催される本展では、伝統陶芸のこれまでのあゆみと未来へとつなぐ技と美を、歴代の人間国宝の作品から新進作家らの最新作まで137名の139作品によって紹介します。
古川拓郎 《釉裏白金彩鉢》(部分) 2021年 個人蔵
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デミタスカップの愉しみ

会期:2023年6月10日(土)~8月27日(日)
デミタスは、少量のコーヒーを飲む時に使う小さなカップです。本展は、2000点を超える村上和美氏の所蔵品の中から、19~20世紀に欧州の名窯が生み出したジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインなど当時の流行を反映した作品を中心に、珠玉の約380点を紹介します。
(左上から)コープランド《金彩野花文蓋付きカップ&ソーサー》1891-1930年頃、コールポート《メダリオンとジュール金彩カップ&ソーサー》1891-1919年、ミントン《ターコイズ地七宝繋ぎに花文カップ&ソーサー》1871年(右上から)カミーユ・ノド《プリカジュール草花文カップ&ソーサー》1900年頃、マイセン《貼り付け花鳥とスノーボール蓋付きカップ&ソーサー》1860-1880年、ロイヤルウースター《金彩ジュール透かし彫りカップ&ソーサー》1880年頃
※作品の所蔵はいずれも村上和美氏
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丹波の茶道具 茶の湯を彩る兵庫のやきもの

会期:2023年3月18日(土)~5月28日(日)
 近世をむかえると、他の産地と同様に丹波でも茶道具を作り始めます。本展では、各時代の茶人に受け継がれ、愛蔵されてきた丹波の茶道具の魅力に迫ります。加えて、茶室の空間を再現し、県内の窯場で焼かれたさまざまな道具を取り合わせて、茶の湯の世界の一端を紹介します。
右上段:丹波 「茶碗 銘 朝路野」 江戸時代前期 丹波古陶館
左上段:丹波 「茶入 銘 生埜」 江戸時代前期 湯木美術館
中央下段:丹波 「灰釉手桶形水指」 江戸時代前期 兵庫陶芸美術館
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丹波焼の世界 season7

会期:2023年3月11日(土)~2024年2月25日(日)
 2017年に日本遺産に認定された日本六古窯のひとつに数えられ、800年以上の歴史を持つ丹波焼。変化しながらも現在まで続く丹波焼の世界をお楽しみ下さい。
上)《壺》銘「猩々」(部分) 鎌倉時代
左)《壺》 (部分)室町時代中期
右)《壺》 (部分)室町時代中期
いずれも、兵庫陶芸美術館(田中寛コレクション) 兵庫県指定重要有形文化財
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教えて!兵庫陶芸美術館―収集と展示のQ&A―

会期:2022年12月10日(土)~2023年2月26日(日)
 県内産古陶磁と内外の現代陶芸を柱とする当館の特色あるコレクションを紹介します。併せて、収集や展示活動の軌跡、やきものならではの美術展示など、やきもの専門美術館「兵庫陶芸美術館」の魅力に迫ります。
上段左から: 珉平《三彩鳳凰草花文大皿》19世紀(江戸時代後期~明治時代前期)(田中寛コレクション)/丹波《壺 銘「布引」》(部分)14世紀(室町時代前期)(田中寛コレクション・兵庫県指定重要有形文化財)
下段左から: 明石《色絵亀甲文手桶形水指》(部分)19世紀(江戸時代後期)/桑田卓郎《茶垸》2017年※所蔵は全て兵庫陶芸美術館 
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2022年度著名作家招聘事業×テーマ展 「矢部俊一展―空刻」

会期:2022年12月10日(土)~2023年2月26日(日)
 備前の土と焼成による原初的で力強い造形を自身のルーツと捉え、そこに現代彫刻の技法と造形思考を持ち込むことにより、これまでの備前にはない、緊張感のあるフォルムを追求する矢部俊一氏(1968- )。陶芸や彫刻の枠を超えて、「備前焼」の本質を問う矢部氏の創造性に迫ります。
《想景》2017年 個人蔵
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北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

会期:2022年9月10日(土)~11月27日(日)
 19世紀末から20世紀前半にかけて、フランス装飾芸術の世界で活躍したルネ・ラリック(1860-1945)。本展では、世界屈指のガラスコレクションを有する北澤美術館所蔵品より、アール・デコの時代を代表するラリックのガラス作品を選りすぐり、芸術性と実用性を兼ね備えたその美しさの魅力に迫ります。
[上段左から]大型常夜灯《エニシダの花と枝》1920年 写真:清水哲郎/花瓶《ナディカ》1930年 写真:清水哲郎
[中段]テーブル・センターピース《三羽の孔雀》1920年 写真:清水哲郎
[下段左から]三足鉢《シレーヌ》1920年 写真:竹本春二/カーマスコット《勝利の女神》1928年 写真:清水哲郎/香水瓶《彼女らの魂》ドルセー社 1914年 写真:尾形隆夫/花瓶《つむじ風》1926年 写真:清水哲郎
※すべて北澤美術館所蔵
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